事業が上手く行かない理由は家族関係|その2:能力感
連載の続きです。
連載
・事業が上手く行かない理由は家族関係|その1:孤独
・事業が上手く行かない理由は家族関係|その2:能力感
・事業が上手く行かない理由は家族関係|その3:愛され感
目次
2.どこまでスキルを磨いても満たされない・自信が無い
3.[体験談]2年後独立しようとおもったけどあっさり独立できたお話
4. 成功して失敗するお話
5. 解決策
あとがき:スキルを身につけるのは悪いことではない
1.自分に能力やスキルが無いと思う錯覚
「もっとスキルを身につけなきゃ!」
「自分には能力が無い。。。もっと頑張らないと!」
「あの人すごいなー。私なんて。。。」
って思うことありませんか。
これらの声は幼少期の体験や社会の概念で築かれてきたものです。
子供のとき。
「どうしてこんなに成績が悪いの!もっと勉強しなさい!」
「社会に出るためにはいい大学入っておかないとダメよ!」
この時怒りや寂しさが出てきますが子供は反発はできません。
なぜなら自分を産んだくれた親であり
幼少のころは神様みたいな存在なので逆らうことなんてできません。
そんな状態育っていくと次のようなパターンになります。
このような信念を持つと(本人はほとんど自覚が無い)
・必要以上に資格やスキルを習得しにいく
・毎週毎月のようにいろんなセミナーに通ってしまう
・目標がないと常に不安になる
自分が常にスキルを追い求めていないと不安になる。
目標がなくなったら自分が無価値だと思ってしまう。
そんな信念を築いていきます。
逆に満たされているとスキルがあってもなくても今の自分に自信が持てた状態になります
2.どこまでスキルを磨いても満たされない・自信が無い
このような不満をかかえているとどれだけスキルを磨いても
決して自分自身で納得することはありません。
「○○のスキルを取るぞ!」
↓
「○○のスキルを取った!でも不安。。。次のスキルを探さないと。」
決して自分自身で自分のことを認めることができないので
自信で確信を持ったサービスを提供することができません。
そしてその自信のなさは相手に伝わります。
感度がよい人ほど見抜きます。
「なんか、この人自信なさそう。なんかこの人には頼みたくないなー。」
こんな風に思ったことってありませんか?
結果、自分の求めるお客さんはなかなか来ない上に
スキルが足りない足りないと負のスパイラルに陥ります。
3.[体験談]2年後独立しようとおもったけど、すぐに独立できたお話
会社員時代をやっていた時独立をしたい思いはあったんですがどこか自分に自信が持てず、不安がありました。
「あと、3年後に独立しよう。。。」
「○○の賞をとったら独立できるかなぁ」
などなど考えてましたが、
あるとき上司とけんかをして会社を辞めてフリーランスになりました。
ちょっともたつくこともありましたが普通に仕事は回せました。
独立できるスキルはあるはずなんだけど心の不安の声に引っ張られちゃう。
不安があるのは自覚できていたのですがその不安を見ないようにしてました。
今思うとこれが錯覚・不安かーと思い出します笑
自分自身、承認欲求を求めてスキルや仕事をしてたこともあったんですけど決して満たされないんですよね。
今は、もちろんほめられたら嬉しいけど、ほめられなくても楽しい活動をしています^-^
たまに承認欲求も出ちゃいますがその時は不安を感じてる
4.成功して失敗するお話
「成功して不幸になる人々」という書籍があります。
たとえ成功を手にしても、現状に満足できなかったり、地位を失うことを恐れたり、燃え尽きたり、家族や健康を犠牲にしたりと、むしろ不幸の種をまいてしまっているというケースはめずらしくないだろう。本書は、成功の裏側にあるそんな実態に目を向けたもので、安易な成功本のブームに一石を投じる内容である。
著者はみずからのコンサルタント経験を交えながら、米国で成功者と目されているビジネスパーソンの事例を多数集め、じつは彼らがさまざまな代償に苦しんでいることを浮き彫りにする。そこには、成功したまさにその理由によって失敗する「成功のパラドクス」があるというのだ。ここに孤独や葛藤などのリーダーにつきものの不安定な内面が、じつによく描き出されている。しかし、だからといって著者は、成功よりもっと別のなにかを追い求めよというのではない。本書で説くのは、「成功のパラドクス」を克服して、より長期的な成功を手にする方法である。具体的には、自分では隠そうとしているパーソナリティーであり、人生を大きく脅かすという「シャドウ」を観察し、それを活用し、人生を見つめ直す作業を指南する。ベースには心理学を置いているが、「棚卸し」「捨てる」「充電」「儀式」「自己のメンテナンス」などの馴染みのあるキーワードで自己変革や再生を支援してくれる。
成功と人生をめぐる著者の実践的な哲学と人物事例の検証は、非常に読みごたえがある。なかでも壁にぶつかった状態からの再生の視点や「組織のシャドウ」などのリーダー論にはヒントが多い。より確かな成功をつかみたい人や、メンタル面の危機管理をしたいリーダーなどは必読といえよう。(棚上 勉)
amazonより引用
ここで書かれている登場人物のストーリーは
ビジネス的に成功しないと不安。たとえ成功しても地位を失うのが怖いためいつまでもスキルや結果を追い求めて
心は休まらないし、家族も犠牲にしてしまうというおはなし。
感情を見ないとたとえビジネス的に失敗しても成功しても不幸になるお話なんだなーと思いました。
もしご興味があれば読んでみてくださいね。
成功して不幸になる人びと ビジネスの成功が、なぜ人生の失敗をよぶのか
5.解決策
感情を味わうことです。下記のページにまとめました。
あとがき:スキルを身につけるのは悪いことではない
スキルを身につけること自体普通によいことです。
ただそれが不安や怒りからの種で生まれたものは不安や怒りの花しか咲きません。
ワクワクの種から生まれたはワクワクの結果を生みます。
不安は味わって事業はワクワクの感覚で進めてみてくださいね。
次回が最終回です。その3の「愛され感」で書いていこうとおもいます。
ピンときたらぜひぜひワークに取り組んでみてくださいね。
・事業が上手く行かない理由は家族関係|その1:孤独
・事業が上手く行かない理由は家族関係|その2:能力感
・事業が上手く行かない理由は家族関係|その3:愛され感